【飯田ワイン様主催】グリフォイ・デクララ初のオンラインセミナー、感謝を込めて。

9月24日(木)、ワイン輸入元・飯田ワイン様オーガナイズの元、グリフォイ・デクララ初めてのオンライン・ワインセミナー(プロフェッショナル限定)が開催されました。定員を上回る100名近い方々に、オーナー醸造家ロジェール・グリフォイ・デクララと共に、スペインからセミナーをさせていただきました。今日はセミナーのお礼と共に、コロナ禍ならではの裏話と、テイスティングワイン三種類をご紹介させていただきます。 【お礼】グリフォイ・デクララ オンラインセミナー この度オンラインセミナーにご参加いただいた皆様、グリフォイ・デクララの為に貴重な時間をいただき本当にありがとうございました。ロジェールと共に、心からお礼申し上げます。 本来なら日本を訪れ、直接ご挨拶に伺うところを、飯田ワイン様にオンラインセミナーを開催していただいたお陰で、北海道から沖縄まで、お久ぶりの方、初めての方にも、グリフォイ・デクララのワイン造りや、ロジェールの想いに耳を傾けていただけたことに感動しています。画面越しでしたが皆さまにお会いでき、とても嬉しかったです。沢山のご質問もいただきありがとうございます。時間の関係でセミナー中は少しだけしかお答えできませんでしたが、近日中に必ずお伝えさせていただきます。     【裏話】エルモラール村、コロナ禍での収穫 2020年は、忘れられない収穫になりそうです。 グリフォイ・デクララの今年の収穫は8月28日から始まりました。収穫が佳境を迎えるのと比例するように、スペインのCOVID-19の感染者は急増。9月には、1日の感染者が再び1万人を突破しました。以前のように重篤化はしないと言われているものの、悪夢を経験しました。 人口300人のエルモラール村で、結婚式をきっかけに感染者が複数人出たため、収穫の真っ只中に社員全員PCR検査を受けることになりました。幸いなことに全員陰性だったのですが、もし陽性者が出た場合、収穫を中断、最悪この大切な時期にワイナリーを閉鎖することになるかも、と考えただけで背筋が凍りました。 検査結果を待っている時に、ちょうどセミナーリハーサルがあり、飯田ワインチームの皆さまを心配させてしまいましたが、私達は大丈夫です!日本から私達を励まし、素晴らしいチームワークでセミナーを開催してくださったことに感謝しかありません。 今年は、例年に比べてブドウの成熟が早かったこともあり、全ての畑の収穫を終え、只今仕込みでボデガは活気にあふれています。ロジェールはこのコロナ禍で、醸造家と村長の役割を担い、物凄いプレッシャーで連続の日々ですが、力を合わせて乗り越えて参ります。 セミナー最後の、ロジェールのメッセージを、改めてここに記させていただきます。 「先人、先祖たちも戦争やフィロキセラ、疫病などさまざまな困難を乗越えブドウの樹を植え続け、私たちに繋ぎ残してくれました。今お互いに大変厳しい状況ですが、私たちも次の世代に胸をはれるよう、一緒に乗越えていきましょう」 (アカデミー・デュ・ヴァンの富田葉子先生 お写真ありがとうございます!) まだ油断はできないスペイン。村長ロジェールのエルモラール村の取り組みについて。 ◯スペインの現状と、高齢化の村エルモラールのCOVID-19対策について。(2020年3月25日) 【動画】ワイナリーツアーにご案内します! この度、オンラインセミナーでご案内した グリフォイ・デクララ2つのワイナリーツアーの動画をご紹介します。一日も早く、実際にエルモラール村のボデガで乾杯できる日がくることを祈っています。 【グリフォイ・デクララ】2つのワイナリーツアー(DOQプリオラートとマウンテン・ワインズ)  ワインテイスティング3種のご紹介 セミナーでは、DOQプリオラートのグランプレディカット・ブラン、プレディカット、そしてマウンテン・ワインズの、トッサルス・セレクシオをテイスティングしていただきました。 この日一番ご好評いただいた、 1.グランプレディカット・ブラン(DOQ プリオラート)についてはの詳細情報はこちら→★ 2.トッサルス・セレクシオ(マウンテン・ワインズ)についての詳細情報はこちら→★ 3.プレディカット(DOQ プリオラート)についての詳細情報はこちら→★(アカデミー・デュ・ヴァン 林麻由美先生 お写真ありがとうございます!) セミナーでお話したプリオラートの公式格付けや、マウンテンワインズについて、その他、SNSやBlogでセミナーレポートを書いてくださった方々のご紹介は、後日また綴りたいと思います。 改めて、この度は貴重な機会を本当にありがとうございました。今後ともグリフォイ・デクララをどうぞよろしくお願い致します! ———————————————————————————— ★エルモラール村からほぼ毎日発信。原田郁美のInstagramはこちらです。 ★YOUTUBEはじめました。「原田郁美 Ikumi Harada のスペインの葡萄畑から」チャンネル登録はこちらです。 ★輸入元(株)飯田様のグリフォイ・デクララのワイン情報についてのページはこちらです。 ★輸入元(株)ラパシオン様のグリフォイオイル情報のページはこちらです。 ★ワイナリー「グリフォイ・デクララ」の日本語HPはこちらです。 ★”スペインワインと食協会(AGE)”で、スペイン食文化についての記事を寄稿しています。よろしければこちらからご覧ください。  

【グリフォイ・デクララ】プリオラートの希少な白、グランプレディカット・ブラン(ガルナッチャ・ブランカ)

ワインの銘醸地として知られるD O Qプリオラートで、白ブドウの生産量はわずか6%のみ。今日は、土着品種ガルナッチャ・ブランカ100%の 希少な白ワイン「グランプレディカット・ブラン」について、グリフォイ・デクララ、オーナー醸造家ロジェール・グリフォイ・デクララの説明と共に綴ってみようと思います。 グランプレディカット・ブランの畑について 【ロジェール談】 私達はグラン・プレディカットのテラス状の畑にいます。ご覧の通り、スレートと、スレートの小石ばかりの複雑な土壌です。この石はミネラルが豊富で、ガルナッチャ・ブランカを通じて、高いミネラル感をワインに与えます。それは最終的な結果ですが、ご覧の通りとても困難な土壌の為、全て手作業で行っています。この石は、純粋な粘板岩でできていて、 薄い板状になっているので、耕作を困難にし、ブドウの生産量も少ないのです。けれども、特別な土壌だからこそ、こんなに素晴らしく、複雑味のあるワインが生まれるのだと思います。 グリフォイ・デクララ 五代目オーナー醸造家ロジェール・グリフォイ・デクララと、メルロ・ジュニア 【動画】IGTVより、ロジェールの畑の説明(日本語字幕あり)はこちら  この畑のガルナッチャ・ブランカは、DOQプリオラートのグラン・プレディカット・ブランになります。生産量はとても少なく、化学薬品を一切使用していない自然派ワインです。 4日間コールドマセレーションを行い、大型のフレンチオーク樽で 15ヶ月間澱とともに熟成します。クリーミーでボリューム感のある口当たりと味わいの深さは、やさしく穏やかなタンニンからです。グラン・プレディカット・ブランは、この土壌から生まれます。       この畑に纏わるグリフォイ家の歴史を、日本ソムリエ協会機関誌「Sommelier」に寄稿させていただきました。  醸造方法とテイスティングコメント 【ロジェール談】 グラン・プレディカットの白、ガルナッチャ・ブランカ100%は、ご存知の通り、プリオラートの代表的なブドウ品種の一つです。ガルナッチャとカリニェナ、そしてガルナッチャ・ブランカが土着品種で、リコレリャと呼ばれるスレート土壌の段々畑に、このガルナッチャ・ブランカが植わっています。 Garnacha Blanca ガルナッチャ・ブランカ  llicorella リコレリャ(粘板岩)  DOQプリオラート、樹齢約45年、海抜約350〜400 mのブドウ畑です。1株あたり約1kgの生産量です。つまり、グラン・プレディカット・ブラン1本を作るために、ブドウの木が1株半以上必要です。 色は輝きのある黄色、とても強い縁から、このワインの寿命が長いことがわかります。 グラン・プレディカット・ブラン 2017は、樽熟成15か月、樽に入れる前に3(4)日間マセレーションを行い、その後、樽発酵します。このワインの秘密は、フレンチオークの”大樽”を用いることです。 樽は自然に穏やかに馴染んでいるので、最初から、澱由来の複雑味や旨味がワインに溶け込みます。 Barrica Francesa de gran formato フレンチオーク樽 (500,600L)  澱とともに、15か月間、毎週バトナージュをすることでクリーミーさが生まれるのです。 次はアロマです。香りはかなり複雑で、花の香、洋梨のような白い果実、そして桃のようなアロマがあります。とてもフレッシュで、アルコール感を感じさせません。 かなりフローラルでフルーティー なワインです。口に含むと、とても誠実で、香りのニュアンスは味わいにも通じています。最初に、グリセリンが持つこの滑らかなクリーミーさが、飲みやすくしています。 その後、洋梨や桃、その他の果実味が口いっぱいに広がります。きれいな酸は、長期熟成がうまくいくことを表し、 また、そのフレッシュな味わいは、余韻を長く深くします。とても繊細で優しくエレガントなワインです。 世界優秀ソムリエ アンドレアス・ラーション氏の高評価 グラン・プレディカット・ブラン2017は、世界優秀ソムリエである、アンドレアス・ラーション氏の「BLIND TASTED」で、90ポイントの高得点を獲得しています。 —————————— 【Tasting comment】 Gran Predicat Blanc 2017 Bright light golden colour.Expressive […]

【グリフォイ・ベルモット】スペイン、カタルーニャ地方プリオラート流、ベルモットの楽しみ方について

2020年2月10日(月)、Grifoll Vermouth (グリフォイ・ベルモット)が、輸入元・株式会社飯田様から発売されました。年末日本プロモーションでも好評で、たくさんのご予約をいただきました。お待たせしていました方々に、ようやくお届けできとても嬉しいです!今日は、スペイン、カタルーニャ地方プリオラート流、ベルモットの楽しみ方について綴ってみようと思います。 2019年11月グリフォイ・デクララセミナー 東京 ベルモットとは ベルモットは、スペイン語でVermú ベルムー、カタルーニャ語でVermutベルムットと発音します。(語尾のトはかなり控えめに) ワインをベースにニガヨモギなどのハーブやスパイスを配合して造られたフレーバードワインです。ちなみに、ベルモットという名前はドイツ語のwermut(ニガヨモギ)に由来するそうです。   レウス市内にある、ベルモット美術館(Museu del vermut)   イタリアやフランスが有名ですが、スペインでも伝統的に造られていて、特にガウディの生まれ故郷、 カタルーニャ州タラゴナ県レウスのベルモットは有名です。レウスは18世紀に貿易の街として栄え、醸造・蒸溜所もたくさんありました。レウス産の織物や、蒸留酒、そしてベルモットは、パリや、ロンドンをはじめ、国際的に取引されていました。レウスからプリオラートまで、内陸に向けて約40kmと非常に近く、昔からプロオラートにもベルモットの文化は深く根付いていました。近年は、スペイン全土でブームを巻き起こしていて、バルセロナやマドリードなどの都会にも、ベルモット専門バルが増え、 若者からも愛される飲み物として復活しました。   少年時代のアントニ・ガウディの銅像。レウス       プリオラートのベルモットとは ベルモットと言えば、白を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、赤ワインの産地プリオラートでは、やはり赤が主流です。プリオラートの家庭では、週末のお昼、アペリティフにベルモットと、オリーブの実、ムール貝、ベルベレチョス(ザル貝)の缶詰などをいただくのが慣習で、この慣習(ベルモットを飲みながら、オリーブや貝をつまむこと)をまとめて「ベルムット」と呼びます。その後、パエリャやフィデウアなどを家族で囲みながらワインに移ります。DOQプリオラートの白ワインの割合は、最近少しづつ増えてきているとは言え5%と非常に少なく、やはり伝統的には赤ワインを飲むのが主流です。     「グリフォイ・ベルモット」誕生のきっかけ エルモラール村の我が家にいらしたお客様に、アペリティフとしてお出ししていたグリフォイ家のベルモットを、多くの方から「買って帰りたい」と言われたのがきっかけでした。スイス、ドイツ、タイ、シンガポールのインポーターの方々が特に熱心でした。2019年に晴れて商品化が叶い、2020年2月、日本での販売もスタートしました。   「グリフォイ・ベルモット」の特徴 「グリフォイ・ベルモット」の特徴は、ベースワインに「エルゴス」の赤、ガルナッチャ・ネグラを100%贅沢に使っています。グリフォイ・デクララの全てのワインは、自社畑、手摘み、有機栽培のサスティナブルな農法のもと造っています。また、エルモラール村に自然に育つ、ローズマリーやタイムをはじめとした、二十種類以上 の地中海のハーブを配合していることです。アロマティックで、すっきりした酸と、ほのかな甘みが心地良いベルモットです。 ワイナリー犬メルロと「エルゴス・ネグレ(黒い犬)」。 カタルーニャ語で、エルゴスは”犬”、ネグレは”黒”の意味。 通常、スペインの産地では赤ワインのことを、Vino Tinto(赤ワイン)、 カタルーニャではVi Negre(黒ワイン)と呼ぶ。 「エルゴス・ネグレ」は、黒犬と、黒ワインのWミーニングを持つ。   プリオラートの伝統的なベルモットの飲み方 オンザロックでいただく場合、相性が良いオリーブの実や、オレンジの皮を浮かべると、途端にお店の気分が味わえます。お酒が弱い人は、ガセオサ(Gaseosa=日本語でソーダ) をシフォン(Sifón=日本語でサイフォン)で泡立たせて、ベルモットと割って軽やかな気泡を楽しみながらいただきます。たくさんのハーブが漬け込まれてできたベルモット。疲れた時や、暑い夏の日にも、ハーブ特有のほのかな苦味と、ワインベースの酸と、そしてちょうどよい甘さが やさしく食欲を刺激してくれます。生活を健康に、そしてコミュニケーションを豊かにしてくれるベルモット。ぜひ、日本でもこのカタルーニャの文化と共に、たくさんの人々に愛されることを祈っています。   グリフォイ・ベルモット テクニカルシート ブドウ品種: ガルナッチャ・ネグラ 100% ブドウ畑: 有機栽培、持続可能性、自社畑 標高: 250m 産地: スペイン-カタルーニャ- プリオラート地方-エルモラール […]